- ないこう
- I
ないこう【乃公】〔「ない」は呉音〕「だいこう(乃公)」に同じ。II
「~関せず焉(エン)と済まし込み/社会百面相(魯庵)」
ないこう【内向】心のはたらきが外に向かわず, 自分の内面に向かうこと。⇔ 外向「気持ちが~する」IIIないこう【内攻】(1)ある病気が身体の表面に現れず, 身体の内部で浸潤し内臓や精神をおかすこと。(2)気持ちが外に表れず, 内部に向かうこと。IV「恋しいと思ふ念が, ~するやうに奥深く潜んで/雁(鴎外)」
ないこう【内港】港湾の内側の区域で, 船客の乗降や荷物の積み降ろしを行う所。⇔ 外港Vないこう【内考】律令制で, 内位の者に対する勤務評定。⇔ 外考VIないこう【内航】国内の航路。⇔ 外航VIIないこう【内行】家庭内でのおこない。 私生活上の行為。VIII「他人の~に探りを入れるにした所で/彼岸過迄(漱石)」
ないこう【内訌】〔「訌」は乱れる, の意〕内部の乱れ。 うちわもめ。 内乱。 内紛。IX「~が起こる」
ないこう【内項】比例式で, 内側にある二つの項。 a:b=c:d における b と c。⇔ 外項
Japanese explanatory dictionaries. 2013.